特殊潜航艇「海龍」後期量産型 ・大和ミュージアム展示
特殊潜航艇「海龍」後期量産型
●特殊潜航艇「海龍」後期量産型
※「海龍」後期量産型
●全没排水量:19.268t
●主要寸法:全長17.28m×直径1.3m
●水上速力:7.4kt 水中速力:9.7kt
●主要装備:45センチ魚雷×2 頭部弾薬600キログラム
●乗員:2名
「海龍」は世界初の有翼潜水艇です。水中を飛行機のように自由に潜航、浮上することを目指して開発されたもので、操縦装置も飛行機と同じ物を使用していました。後期量産型では艇首に600キログラムの炸薬を装備し、両脇に抱えた2本の45センチ魚雷発射後、目標の艦艇に突入する「水中特攻兵器」となっていました。大和ミュージアム展示の「海龍」は、昭和20年、静岡県で艇尾部に米軍航空機のロケット弾の直撃をうけて沈没し、昭和53年に引き揚げられたものです。本土決戦に備え開発されましたが、特攻兵器として実戦で使用される事はありませんでした。
後期量産型の特徴として、司令塔前端に磁器コンパス(四式羅針儀)を装備しています。
※関連ページ:江田島・海自第一術科学校展示 特殊潜航艇「海龍」試作3号艇
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特殊潜航艇「海龍」後期量産型
「海龍」弾頭部分 600キロの炸薬を装備していました。
艇尾のロケット弾直撃跡
特殊潜航艇「海龍」後期量産型
「海龍」弾頭部分 艇首に
600キロの炸薬を装備していました。
艇尾のロケット弾直撃跡
右舷上から 両サイドには45センチ魚雷
特殊潜航艇「海龍」後期量産型 解説
前端の円筒は四式磁器羅針儀
右舷上方向から
両サイドには45センチ魚雷
特殊潜航艇「海龍」後期量産型 解説
司令塔部分とハッチ
前端の円筒は四式磁器羅針儀
艇首左舷上方向から弾頭部分
艇尾部のロケット弾跡、後方上方向より
艇尾部 左舷後方より
艇首左舷上方向から弾頭部分
艇尾部のロケット弾跡、後方上方向より
艇尾部 左舷後方より

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