特殊潜航艇「海龍」試作3号艇
特殊潜航艇「海龍」試作3号艇
●特殊潜航艇「海龍」試作3号艇
※特殊潜航艇「海龍」(海竜)
●全没排水量:19.3t
●主要寸法:全長17.28m×幅13.0m×喫水9.08m
●速力:水上:7.5kt 水中:10.0kt
●安全潜航深度:250m
●航続力:水中:5kt 450マイル 水上:3kt 36マイル
●乗員:2名
●主要装備:45センチ魚雷×2 頭部弾薬600キログラム
海龍(海竜)は昭和18年、横須賀海軍工作学校教官、浅野卯一郎中佐が構想した有翼潜水艇(排水量400トン、水中・水上速力25ノット、発射管4、魚雷12)を小型化した特殊潜航艇で、昭和20年4月量産発令と同時に官民多数の建造所で全力をあげ急造、本土決戦用に備えられた「水中特攻兵器」です。終戦までに230艇が完成、なおも建造中でしたが一度も使用される事なく終戦を向えています。
ここ江田島に展示されている「海龍」試作3号艇は、外板をくり抜いて潜水学校で搭乗員教育用に使われていたものです。
尖った艇首は公試運転中に追尾艇に激突、沈没させた事故があったため、後の量産型では丸い形に変更されています。
※関連ページ:特殊潜航艇「海龍」後期量産型・大和ミュージアム展示
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特殊潜航艇「海龍」試作3号艇
特殊潜航艇「海龍」試作3号艇
「海龍」左舷前方より
特殊潜航艇「海龍」試作3号艇
「海龍」右舷前方より
教材用に外板はくり抜かれています。
「海龍」左舷前方より
艇首正面、司令塔前面に前方覗き窓があります。
特殊潜航艇(海竜)要目
鋭角に尖った艇首
艇首正面
司令塔前面に前方覗き窓があります。
特殊潜航艇(海竜)要目
鋭角に尖った艇首
艇中央部、司令塔、主翼
艇尾、縦舵と潜舵(フラップ)
   ※関連ページ 
   
特殊潜航艇「海龍」後期量産型
艇中央部、司令塔、主翼
艇尾、縦舵と潜舵(フラップ)
フラップの舵角は上下45度だそうです。

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